北海道アウトドア総合情報 > 低体温症の危険

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「低体温症」にご注意ください。 〜 アウトドアで活動する全ての方へ!

北海道のフィールドは、本州などと比べると、気温、水温が低い場合がほとんどです。悪天候時のみならず、秋から春にかけては晴天の場合にも、アウトドアで活動するには、低体温症の危険に注意を払う必要があります。過去、低体温症が原因の死亡事故も起きています。
せっかくの楽しいアウトドアスポーツ。笑顔のまま、元気に家へ帰れるように、低体温症への対策を心がけてください。
北海道のフィールドを訪れる全ての皆様へ、北海道アウトドア協会からのお願いです。

*以下に、「北海道アウトドアガイド基本テキスト」から抜粋した、 「低体温症」の説明を掲載いたします。

■偶発性低体温症

悪天候時などにアウトドアで活動している場合、低体温症(下表)をおこす可能性がある。
中枢体温が35℃以下になった場合を偶発性低体温症と判断する。中枢体温により、軽症(35〜32℃)、中等症(32〜28℃)、重症(28℃以下)に分類される。心肺停止状態の場合は、保温しながら一次救命処置を継続し、速やかに医療機関に搬送する。低体温症を疑った場合、全身状態をチェックし、復温を行う。
復温には保温、体表加温、中枢加温の3つの方法がある。
保温は、毛布寝袋などで熱の放散を防ぐ方法で、低体温症全ての患者に行うことができる。
体表加温は温水欲、電気毛布、自動保温マットレスなどを用い、積極的に加温する方法である。
中枢加温は主に医療機関で行う身体内部から加温する方法である。
低体温患者の復温において気をつけなければならない現象にAfterDropとrewarmingショックがある。
AfterDropとは、復温開始後に抹消組織から冷たい血液が中枢に流れ込むことで深部体温が逆に低下する現象である。AfterDropは、心臓をさらに冷やし、不整脈、心不全、血圧低下を引き起こしショックの原因となる。この状態がrewarmingショックである。冷えた体表をこすったり、体表加温を行うと、AfterDrop、rewarmingショックが起こりうるが、中枢加温では身体内部から加温するので、起こらない。
中枢加温のできないアウトドアでの低体温症患者は、状況的にも、また、AfterDrop、rewarmingショック予防の意味からも、復温方法を保温に留めて、速やかに医療機関へ移送することに全力を尽くすのが最善と考える。

■低体温症の臨床所見

体温℃
意識レベル
心循環系
呼吸
骨格筋
35
意識混濁
末梢血管収縮
血圧上昇・頻脈
分時換気量増加 戦慄
32
上室性不整脈出現の危険性    
30
二群
上室性不整脈 分時換気量減少
咳反射減弱
戦慄〜筋硬直
28
叙脈(心房細動〜心房粗動)
心停止(心室細動)の危険性
  戦慄消失
筋硬直
25
三群
心停止(心室細動)の危険性大   筋硬直
20
心停止(心室細動) 無呼吸 筋硬直

15

心停止(心室細動) 無呼吸 筋硬直


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