人がすごい、自然がすごい-酪農学園大「北海道アウトドアガイド実習報告」(8)
Topic: 特集|鶴居村の実習を終えて
地域環境学科 2年 三塚千愛

鶴井村での実習を終えて、まず自然の何たるかの考え方が始まる前と終わったあとではずいぶんと変わったというのをまず上げたい。それまでの常識や感動はやはり体験してみないとわからないことや実感がわかないというのが今でもある。
鶴居村での5日間の実習では実際にガイドとしての知識はもちろん、自然のサイクルや予備知識はもちろん、心構えやこれからどうしたらいいのか、そして自分 に何が足りないかを的確にアドバイスしてもらったりなど、自分の質を高めるのには十分な時間となった。毎日午前中にガイドの実地訓練、主に少人数でのガイ ドの訓練を行い、夜に講習といった形だったが、毎日毎日を自然のことを学び、動物のことを学び、自然に入るにあたっての装備の確認やもって行くのに必要な 備品や人命救助の訓練なども充実しており。本格的なものであった。また午前中の実地訓練では実際に植物に触れ、調べて自分の知識とすることを求められ、基 本的な植物についてはあらかじめ学習しておいたりしたほうが必要だと強く感じた。やはりガイドというからにはそこらへんの知識は絶対必要なのだ。そして、 緊張しながらもガイドの実践を行い、そこから学ぶこともたくさんあるのは言うまでもない。自信はなくても。色々な人のガイドを見るともちろん十人十色のガ イドの仕方がありそれぞれの魅力がたくさんあり、それを伸ばせばいいのだと、それぞれの個性を生かしたガイドにすればいいのだと言われ、とても感銘を受け た。自分の個性を知るいい機会にもなった。
そのガイド実践と講習が主な内容だが、実際に湿原に入ってガイドを受けたりなどもすることができた。そして訓練では体験できないことや、気候などでも自然 はぐっと変わる、晴れでも雨でもくもりでも決してそれは運が悪いとか良いとかではなくそれぞれの気候にもそれぞれの個性や魅力があり、それを引き出して伝 えるという技術も要求されるのだということを学んだ。ただ、案内して教えるというのがガイドではなく、感動を与えてあげるというのがガイドなのだと知っ た。そして頂上で見たあの景色は行った者ではないとわからない感動があった。やはり、自分の中での常識や教科書や辞書の知識だけではなく、実際に触れて、 見て、感じることがとても大切なのだ。そうして一緒に体験した仲間たちの間にもなんとも言えない、共通の意識というものが生まれて、いい交友関係も築ける のではないかと思う。実際に私がそうだったのだから。
実習や勉強だけではなく、同じ釜の飯を食い、焚き火を囲んで語りあったりなどもして、とても有意義で楽しく、今思い出すだけでもとても心が安らかになれる ような体験をたくさんした。自然の知識、植物の知識、ガイドの訓練、講習などで、その分野の勉強ができたのはもちろんいいことだが、心に残る美しい景色や その体験、仲間との出会い。そのこともこの実習で得たいい経験なのだと思う。毎日遅い時間までやって色々大変で疲れることもあったが、全体的に終わってみ て、とてもいい経験になったと思うし、これから考えてみようと思う人たちや悩んでいるにはぜひ行ってみてほしいと思う。決して無駄な経験ではないと断言で きる実習になった。
そして最後に、たくさんの勉強と感動という経験を与えてくれたヒッコリーウインドと安藤誠さんに心から感謝を言いたい。
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